レインズとは?不動産売却で必ず押さえておくポイント
不動産売買になくてはならない「レインズ」
なかなか聞きなれない言葉だと思いますが、不動産屋に売却依頼すると、レインズというワードが出てきます。
これから売却をお考えの方も、すでに売却を依頼され、レインズというワードが出てきたがよく分からないという方、創業1987年の葉山不動産が、レインズについて売主の立場だと、どういったものかを解説していきます。
■レインズとは
「レインズ(REINS)とは不動産流通機構が運営しているネットワークシステムのことです。
「Real Estate Information Network Syatem」の頭文字をとって「REINS」と通称されています。
各不動産業者はレインズに物件登録をすることで、相互に情報を共有し、円滑な不動産売買を可能にしています。
■レインズがもたらす効果
レインズで売却促進効果アップ
各不動産会社は売主様から売却依頼を受け、売却活動をしていきます。
会社ごとに販売力や集客力に差はありますが、一つの会社では限りがあるため、売り物件のエリアで探されているすべてのお客様に情報を届けるのは現実的ではありませんし、インターネットをほぼ見ていない人だって現実にはいます。
そこでレインズを利用することで各不動産業者に売り物件を共有し、各業者が販売活動を行い、エリアで探されている方により広く情報を届けることが可能になり、ひいては【早期売却、高額売却】に繋がります。
高知ではレインズに519社の不動産会社が加盟していますので、その全ての会社に情報が提供されるのです。
レインズで「囲い込み」対策
囲い込みと聞いてもピンとこない方のほうが多いと思います。
囲い込みとは、不動産業者が売主様からお預かりしている大切な物件を自社のみで買主を探す行為です。
仮に他会社が買い手を見つけてきても、本当は商談など入っていないのに「物件は商談中です」などと偽り、自社の顧客意外とは契約しないようにします。
そうすることによって買主も自社で見つけることができれば、売主からだけでなく、買主からも仲介手数料がもらえることができるからです。(これを業界用語で両手といいます)
レインズに登録することによって、この囲い込みを一定防ぐことにつながります。
特に早期売却をのぞまれるのであれば、レインズに登録義務のある専任媒介契約もしくは専属専任媒介契約がのぞましいでしょう。